ユベントス - バルサ: ラビアンローズ (0-2)
ラビアンローズ。ローズカラーのセカンドユニフォームを身につけたバルサは、実際のスコアよりも、ずっと多くのチャンスを生み出したバルサが、前半のデンベレのゴール、後半のメッシのPK弾で試合を決めて、勝利(0-2)を収める結果となった。チャンピオンズリーグ第2節、トリノで行われたユベントスとのビッグマッチは、攻撃的なバルサが内容の良い試合を展開し、堂々と試合を制し、グループ内単独首位に立った。
ハイボルテージなスタート
今季初のチャンピオンズリーグアウェー戦の舞台で、ロナルド・クーマンが選んだスタメン、ネト、ジョルディ・アルバ、アラウホ、ラングレ、セルジ・ロベルト、ピャニッチ、フレンキー・デ・ヨング、グリーズマン、デンベレ、ペドリ、メッシのイレブンが、ユベントススタジアムのピッチに飛び出した。開始から、2分後には、グリーズマンがシェチェスニーの守るポストにシュートを当て、先制点寸前とスタートから、火花の散る試合がスタートした。
前半14分、デンベレがエリア外から放ったロングシュートが、シェチェスニーのゴールネットに突き刺さった。デンベレは、前節、フェレンツバーロシ戦(5-1)に続けて、今季の2得点目をチャンピオンズリーグで連続して決める形となった。
その直後にクアドラドがネトのゴールにシュートを決めるも、モラタのオフサイド判定により、スコアが変わることはなかった。前半22分には、グリーズマンの絶好のアシストを受けたメッシが、クロスシュートを放つも、わずかに枠をとらえず、追加点にならず。一方、ユベントスも攻撃の手を緩めず、前半30分には、クアドラドのセンタリングを受けたモラタがネトのゴールにシュートを突き刺すも、オフサイド判定を再び、受けた。その5分後には、デンベレが1対1となり、ゴールを攻めるも、クリアされ、続いてグリーズマンがチャンスを得るも、シェチェスニーが冴えたセービングをみせ、失点を許さず、両者のスピーディなせめぎ合いが続いた。数多くのゴールチャンスを手にしながら、バルサは僅差リードで、ハーフタイムを迎えることになった。
バルサの攻撃リサイタル
後半から、右足に違和感のあるアラウホに変わって、セルヒオを投入したクーマンは、フレンキー・デ・ヨングをセンターバックの位置へ置き、セルヒオを中盤に据えて、後半をスタートした。バルサは、後半、前半よりもさらにチャンスを多く手にし、メッシは、試合を0-2にする寸前だったが、そのシュートはわずかに枠をとらえなかった。後半10分、再び、モラタがゴールを決めるも、この日、VAR判定により、この日、3度目のオフサイド判定を受けることになった。
ロナルド・クーマンの率いるチームは、ひたすら、対戦相手のゴールを攻め続けたものの、トリノでボールは、ゴールに入りたくないかのようだった。後半40分には、デミラルが2枚目のイエローカードを受け、退場となった。
前半の先制点を決めたデンベレに変わって入ったアンス・ファティが、ファウルを受け、PKの笛が吹かれた。それを決める役割をになったのは、キャプテンのレオ・メッシであり、きっちりと沈めて追加点をマークし、スコアは0-2になった。実際のチャンスよりも、ずっと少ない得点になったとはいえ、グループ内単独首位に位置付けるには、十分だった。バルサには、ローズカラーのユニフォームを身につけて、完璧な夜を過ごすことになった。
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