レオ・メッシのデビューから16年
バルサのキャプテンがバルサでの公式戦に初めて姿を見せたのは、2004年9月16日、エスパニョールとのダービー戦だった。
10月 16日は、常にバルサファンにとって、マジカルな日だ。2004年のこの日、レオ・メッシがFCバルセロナで公式デビューを果たしたのだ。
場所は、モンジュイックのオリンピックスタジアム、当時、RCDエスパニョールがホームとして使用していた試合であり、試合終了まであと、8分という時間帯に、この日、唯一のゴールを決めたデコに変わって、背番号30 をつけた17歳3ヶ月22日を迎えたバルサBの選手が、リーガのピッチに立ったのだ。
ゴール、ゴール、そして、ゴール・・・
16 年後、彼はレジェンドとなり、いまだに輝き続けている。その時から、734試合をこなし、635ゴールをマークし、誰もが簡単には近くことのできない最高峰の場所へ、たどり着いている。
最初にアルバセテを前に決めたゴールから、先日、ビジャレアル戦で決めたゴール、レアル・マドリードを前に決めたハットトリックから、チャンピオンズリーグ決勝で、ローマで決めたヘディングまで、ゴールづくしのキャリアを送ってきている。
これまで、メッシは 34ものメジャータイトルをとり、かつてないほどのバルサの栄光時代をもたらしてきた。その個人能力の高さは、6回手にしているバロンドール、7回の最多得点王、6回ものゴールデンブーツ、そして、サッカー選手として唯一、手にした栄誉、ローレウス年間スポーツマン賞受賞などの形となって証明されている。
そして、現代にはごく稀なことだが、メッシは、たった唯一のクラブに所属してきた。FCバルセロナのみで、そのマジックで17シーズンに渡って魅了し続けてきた。彼のようなプレーヤーが過去にいたことはないし、再び、見ることもないかもしれない。だからこそ、10月16日は、永遠に金の文字で、バルサファンのカレンダーに書き込まれるべき日なのだ。
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