マッチレポート:セルターバルサ(0-3)
再び、アンス・ファティ
雨がそぼ降るバライドススタジアムで、今季初のアウェー戦に立ち向かったイレブンは、前節のビジャレアル戦で勝利をあげたのと同じ顔ぶれだった。そして、先制点をあげたのも、前節と同じだった。グリーズマンから、セルヒオ、セルヒオから、コウチーニョへとスピーディにパスが回り、前半11分、コウチーニョの出したパスを受けたアンス・ファティは、アイドーを瞬時にかわし、右足のアウトサイドで、イバン・ビラルのゴールマウスに先制点を突き刺してみせた。ロマリオスタイルのスーパーゴールだった。
ここ数年、バルサにとって鬼門のスタジアムであり、なおかつ、振り続ける雨も加わり、バルサにとっては、容易な状況ではなかった。メッシが追加点をマークする寸前だったが、スコアは変わらないまま、ゲームは進んだ。
バルサ、10人に
S好調に前半を進めていたバルサだが、前半42分に状況が一転した。ラングレが2枚目のイエローカードを受け取り、退場処分を受けた。クーマンは、グリーズマンを下げ、代わりにアラウホを投入。バルサは、残りの後半を10人で戦う状況に追い込まれた。
メッシの威力
数的不利なまま、後半がスタートしたが、その状況を好転させたのは、バルサの10番だった。メッシが個人プレーから、ディフェンスをかわし、シュートを放ったが、それを避けようとオラサが触ったボールが吸い込まれ、後半6分、オウンゴールによるバルサの追加点となった。後半14分には、メッシがゴールを決めたものの、わずかに、オフサイドと判定され、カウントされなかった。
後半25分、コウチーニョに代わってペドリ、アンス・ファティに代わってトリンコンがピッチに立った。セルタも攻撃の手を緩めることなはなかった。73分、元バルサのノリートがシュートも、ネトが再び、セーブ。後半34分には、再び、ノリートが、後半41分にはアスパスが、執拗にネトのゴールマウスを狙い、ミゲル・バエサのシュートは、ポストに弾けた。ネトはその攻撃をクリアし続け、数的不利で戦うチームのゴールマウスを最後まで支えた。5分追加されたアディショナルタイムに、セルジ・ロベルトが主役となった。追加点の3点目を押し込み、バルサは、久々にバライドスで勝利を手にした。
次戦は、日曜日、21時から、カンプノウでセビージャとの対戦が待ち受けている。
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