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FC バルセロナ - オサスナ: すり抜けていったリーガ

バルサはシーズン最後のホームゲームで苦しみ、リーガはレアル・マドリードの手に渡った

2020-21年リーガ最後のホームゲームとなったオサスナとの対戦は、1-2で黒星を喫し、バルサは42試合ぶりにカンプノウでの無敗記録を止め、リーグ優勝を逃すことになった。

対戦相手の先制

今季最後のリーガにおけるホームゲームで、キケ・セティエン監督は、テア・シュテーゲン、セメド、ラングレ、ピケ、ジュニオル、セルジ・ブスケッツ、セルヒオ、ラキティッチ、リキ・プッチ、ブライスバイテ、アンス・ファティ、メッシと、一部、通常と異なる顔ぶれをスタメンに投入し、オサスナ戦に臨んだ。

前半16分、ホセ・アルナイスがテア・シュテーゲンのゴールマウスにシュートを突き刺し、バルサは先制点を許す形になった。前半21分、メッシのフリーキックから同点寸前チャンスを得たが、クロスバーを叩き、ゴールマウスを揺らすことはできなかった。前半40分にも、メッシが再び、チャンスを手にした他、43分にはブライスバイテがシュートを放ったが、スコアは変わらなかった。

その一方で、同じ時間に試合を行なっていたレアル・マドリードは、ベンゼマのゴールでビジャレアルを前に、1-0と僅差リードしており、バルサがリーグ優勝の望みを失わないためには、カンプノウで試合に勝つだけでなく、ビジャレアルがレアル・マドリードを制する必要があった。

メッシの同点弾

セティエン監督は、同じイレブンで後半を開始した。後半が始まってすぐにブライスバイテがネットを揺らしたものの、メッシのオフサイドがとられ、同点弾は取り消された。最初の交代は、後半15分、セメド、ブライスバイテに代わって、アルトゥーロ・ビダル、ルイス・スアレスがピッチに立った。バルサの同点弾が生まれたのは、その直後だった。後半17分、メッシが放ったフリーキックがエレラのゴールマウスを揺らした。後半21分に、ラキティッチに代わり、セルヒオが入った。ルイス・スアレスも、ピッチに立ち、10分もたたずにシュートを突き刺したものの、オフサイドと判定され、試合は1-1のまま、進んだ。

ゲームオーバー

後半32分には、エリック・ガジェゴのラングレへのファウルが、VARにより、レッドカードと判定され、バルサは数的有利な状態で、残りのゲームを戦うことになった。

しかし、7分間のアディショナルタイムにロベルト・トーレスが追加点を決める結果となった。バルサは、カンプノウでの42試合連続無敗記録をこの試合で失い、後1節を残して、リーガに別れを告げることになった。次の目標は8月のチャンピオンズリーグだが、それまでに内省の時間が必要となる。 

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