セルタ – バルサ: バライドスでのドロー (2-2)
ビーゴで勝利の女神は、キケ・セティエンの率いるチームに微笑まなかった。
リーガ32節、バライドスで行われたリーグ戦、セルターFCバルセロナ戦は、スアレスが負傷後、リーガの再開して初めてのゴールをダブルで祝う活躍をみせたものの、そのゴールは、勝ち点3を手にするのに十分ではなかった。
完璧なスタート
セルタとの対戦に、フレンキー・デ・ヨング、セルジ・ロベルト、セルヒオと多くの中盤選手を欠いて望んだキケ・セティエン監督は、今回、招集リストに含めたバルサBの選手8人のうち、リキ・プッチ、アンス・ファティの二人をスタメンに起用し、バライドスでの試合に臨んだ。
前半6分には、ピケのヘディングシュートがクロスバーを戦い、バルサが絶好のチャンスを得たが、先制点が訪れるには、前半20分まで待つことになった。フリーキックチャンスを得たメッシが、ゴール前に送ったパスに、スアレスが飛び込み、ヘディングで押し込んで、最初のゴールを決めた。メッシにとっては、今季リーガでの16回目のアシストであり、スアレスにとっては、負傷後、復帰してからの初ゴール、今季12得点目となった。
前半23分にはブライス・メンデスがシュートをポストに当て、続けて、アスパスが放ったシュートをテア・シュテーゲンがセーブするなど、両者とも、攻撃の手を緩めることなく、試合は続いた。後半が始まる前に、前半36分にアンス・ファティが、40分には、メッシがそれぞれ、チャンスを得たが、最終的に僅差リードでハーフタイムを迎えることになった。
残酷なファイナル
後半も、顔ぶれを変えることなく、スタートした両者だが、後半が始まって先にゴールマウスを揺らしたのは、セルタの方だった。後半5分、スモロフが同点弾をマーク。テア・シュテーゲンの無敗記録が破られ、バルサは、再び、勝ち点3を追う形となった。すぐに、メッシとアンス・ファティがルベンのゴールにシュートを放ったが、スコアはドローのまま、ゲームは展開していった。追加点を決めたのは、再び、メッシースアレスラインだった。後半22分、メッシのアシストにスピーディに応えたスアレスが追加点をマークした。
後半23分、セティエン監督が、最初の交代を行なった。アンス・ファティに変えて、ブライスバイテをピッチに送った。一方のセルタも、アスパスとノリートを中心にした攻撃から、後半35分に再び、同点をマークするチャンスがあったが、テア・シュテーゲンが失点を防いだ。後半35分、グリーズマンとジュニオルが、スアレス、アルバに変わってピッチに立ち、後半40分には、リキ・プッチに変わってアルトゥールが入った。バルサが、僅差で逃げ切るかと思われたが、後半43分、イアゴ・アスパスがフリーキックから、同点弾をマーク。スコアは、再び、振り出しに戻ることになった。この結果で、バルサは、暫定的にレアル・マドリードより、勝ち点1を上回る形となったが、日曜日にレアル・マドリードがエスパニョールと戦う試合の結果を待たなければならない。
キケ・セティエンの率いるチームの次の試合は、カンプノウで火曜日に行われるアトレティコ・デ・マドリード戦だ。
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