バルサ – アスレティック: ゴール1、勝ち点3 (1-0)
3度目の正直。今季、3度目となったアスレティック・クラブとの対戦をカンプノウで行なったFCバルセロナは、タフな試合を強いられたが、後半26分にイバン・ラキティッチが決めたゴールで、セティエンの率いるチームは、試合を制し(1-0)勝ち点3を手にし、バルサは、再び、無失点で試合を終えることになった。首位が維持されるかどうかは、日曜日のレアル・マドリードーマジョルカ戦を待つ必要がある。
互角の前半
リーガ31節の試合が始まる前、FCバルセロナの選手は、全員が、#ÀnimsUnzué(元気を出して、ウンスエ)と書かれたシャツを身につけて、先日、ALSであることを表明した元バルサのコーチへ励ましのメッセージを送った。
首位の座を奪回したいFCバルセロナと、ヨーロッパリーグ枠を目指すアスレティック・クラブの両者の戦いは、予想された通り、タフなものとなった。スコアボードは、試合が始まってから、変わることがなかった。最初は、バルサがウナイ・シモンのゴールをせめていたが、少しずつ、アスレティック・クラブの攻撃の手が厳しくなり、ウイリアムスがスピードを生かしたカウンターアタックで攻めてきた。
前半、ピッチ上を走り回るアクティブなメッシに、ルイス・スアレス、アルトゥーロ・ビダルが応えようとしたものの、相手のゴールを揺らすことはできなかった。また、セルヒオ・ブスケッツがイエローカードを受け、次戦のセルタ戦欠場が確実になった。
ラキティッチの決定弾
キケ・セティエン監督は、後半10分に最初の交代を行い、アルトゥールに変えて、リキ・プッチを投入。続けて、後半20分には、セルヒオとグリーズマンに変えて、ラキティッチとアンス・ファティを送り込んだ。その交代が、結果的に功を奏す形となった。ピッチに立つやいなや、アンス・ファティがまず、メッシの放ったCKを受けて、シュートを打ったが、ボールは枠を捉えなかった。その交代から、6分後、待望の先制点が訪れた。メッシのアシストを受けたイバン・ラキティッチが右足で放ったシュートが、ウナイ・シモンのゴールネットに突き刺さった。セルヒオに変わって、芝を踏んでから6分後、今季、初得点、そして、この試合に勝ち点3をもたらすゴールを決めたのだった。
ゴールが決まった後も、セティエンの率いるチームは、攻撃の手を緩めなかった。後半40分、セティエン監督は、スアレスに代えてブライスバイトをピッチに送った。メッシが右サイドから放ったシュートは、追加点となる寸前だったが、わずかにゴール枠を捉えなかった。アディショナルタイムには、ビダルがシュート、そのクリアボールをアンス・ファティが再シュートと、バルサは、最後までウナイのゴールを狙い続けたが、最終的に僅差での勝利に終わった。この勝利は、ゴールのみではなく、チーム全体の守備の力でもあった。バルサは、再び、無失点に試合を抑え、暫定的に首位の座を取り戻した。