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カンプノウで首位は揺るがず (2-0)

アンス・ファティとレオ・メッシが決めたゴールが、キケ・セティエンの率いるチームに、中断後のリーグ戦で2連勝目をもたらした。

カンプノウにサッカーが戻ってきた。そして、FCバルセロナは、リーガ中断前と同様に首位だ。リーガ29節でレガネスをホームに迎え、101日ぶりに、ホームで戦ったキケ・セティエンの率いるチームは、アンス・ファティとメッシのゴールで試合を制し、貴重な勝ち点3を得て首位の座を守った。

Covid-19の犠牲者への追悼

101日ぶりにカンプノウにリーグ戦が戻ってきたというだけで、特別な意味合いをもっていたものの、それ以外でも、この試合は、特別なものとなった。レガネスとの対戦前に、カンプノウでは、Covid-19の犠牲者のために、リセウ劇場の音楽家により、 'El cant dels ocells' (鳥の歌)が演奏され、黙祷が捧げられた。

また、Viberとの協力により、世界中のバルサファンが、FCバルセロナのアンセムを歌う映像が無観客のスタジアムに流れ、選手へのサポートを伝える形で試合は開始することになった。

アンスの先制点

キケ・セティエンは、前節マジョルカとのアウェー戦を0-4と快勝し、リーグ戦の再開戦で完璧なスタートを切ったのは、周知の通りだが、今回は、その実力をホームで証明する番だった。前日記者会見で、ローテーションを行うと話した通り、キケ・セティエンは、イレブンの顔ぶれを変え、アンス・ファティとラングレをスタメンに、リーガ中断後初めてのカンプノウの試合をスタートした。

バルサとの対戦回数14回を数えるハビエル・アギレ監督が率いる現在、最下位のレガネスは、2部降格を避けるためにも、勝ち点を欲しており、怯むことなく、ホームチームと互角に戦ってきた。バルサはポゼッションを握っていたものの、前半11分には、ゲレロがテア・シュテーゲンのゴールマウスを狙った。レガネスにとっては、明確なゴールチャンスだったが、ラングレのプレーが、失点を救った。両者ともスコアレスドローのまま、せめぎ合う状況が続き、スコアボードが変わるまで、前半41分まで待たなければならなかった。この試合で、スタメン起用されたアンス・ファティが、ジュニオルが放ったセンタリングを受け、チームに先制点をもたらした。バルサの17歳のストライカーは、リーガでの今季5得点目を決め、チームは、僅差リードで後半を迎えた。

フル交代、メッシの追加点

後半8分に、セティエン監督は、前半のヒーロー、アンス・ファティとセルジ・ロベルトを交代させ、スアレスとセメドをピッチに送った。その約10分後には、セルヒオに変え、ビダルもピッチに立った。その直後、後半20分には、アントニオ・グリーズマンがクエジャのゴールにシュートを突き刺すも、VARによる判定で、ゴールはわずかにオフサイドと判定され、惜しくも取り消されることになった。後半22分には、エリア内にメッシにファウルを犯したとバルサ有利のPK判定が下された。もちろん、バルサのキャプテンがその機会を逃すはずもなく、メッシのPKが決まり、バルサは、スコアを2-0に伸ばした。

後半28分には、ピケ、アルトゥールに代えて、ユムティティ、チキ・プッチがピッチに立った。そのリキ・プッチは、後半43分に、メッシのアシストを受けてゴールを決める寸前だったが、シュートは寸前でクリアされた。

最終的に、メッシが決めたリーガにおける21ゴール目が、この日最後のゴールとなった。勝ち点3をポケットに入れたバルサを待ち受ける次のバルサの停車駅は、セビージャのラモン・サンチェス・ピチュアンだ。   

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