PSGへの逆転、フランス語辞書改革
逆転を意味するスペイン語の 'remontada'(レモンターダ)は、バルサが2017年にPSGを6-1でやぶり、フランスで余りにも有名になったため、辞書のラルースの2021 年版にその言葉が含まれることになった
2017年3月8日、 FCバルセロナは、過去に例のないことを成し遂げた。ルイス・エンリケの率いるチームは、第一レグでPSGに4-0と黒星を決したあと、チャンピオンズリーグのセカンドレグをカンプノウで迎え、 6-1で勝利をあげ、逆転進出を果たしたのだ。
実際、このチームが行なった 'remontada' (レモンタダ)ー日本語での逆転ーは、すでにあれから3年たった今でも、鮮やかに記憶に焼き付いている。この言葉が余りにも多く使用され、フランス国内でも広まったために、フランスの由緒ある辞書、ラルースの2021年版には、この言葉が含まれることになった。その意味は、下記の通り :
«1. スポーツ. サッカーの試合で、両ライバルチームの間に、大差がありながら、負けていたチームが試合に引き分ける、勝利をあげることを許す予期しない逆転; 転じて、あらゆるスポーツの大会で、選手やチームが予期しない勝利をおさめること
2: Fam. 選挙での大敗の後、政治家あるいは政党が見事に前線に復帰すること
バルサファンが決して忘れることのないあの逆転劇は、カンプノウの長い歴史の中でも、もっとも忘れられない出来事の一つであり、それは、フランス語にも革命をもたらすことになったのだ。
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