最初の欧州杯から、28年
5月20日は、あのドリームチームが、ウェンブリーでクラブの歴史を刻んだ歴史的な日だ。クラブ史上初の欧州杯を1992年のこの日、ヨハン・クライフの率いる、後にドリームチームと称されたチームが制覇したのだ。対戦相手は、イタリアのサンプドリア。アディショナルタイムにロナウド・クーマンが放ったシュートが、バルサファンに忘れられない夜をもたらすことになった。
当時のオランダ人監督は、スビサレタ、フェレル、クーマン、ナンド、グアルディオラ、エウセビオ、バケロ、フアン・カルロス、サリーナス、ラウドルップ、ストイチコフのスタメンを起用した。後半からは、ゴイコエチェア、キャプテンのアレシャンコも入った。クーマンが112分に蹴ったフリーキックからのシュートで、ゲームは決まり、ウェンブリーの名前と5月20日は、バルサファンの胸に刻まれることとなった。
決勝までたどり着くのは、容易ではなかった。32強でハンザ・ロストック(トータルで3-1)を、16強では、カイザースラウテン(3-3)をバケロの唯一のゴールで制し、アウェーゴールの価値がドローを生み出し、最終的にグループリーグを勝ち抜いたのだった。さらに、決勝に進むまで、スパルタ・プラハ、ベンフィカ、ディナモ・キエフを破り、その末、ロンドン行きのチケットを手にしたのだ。
1961年、 1986年の決勝で破れた後、バルサはようやく 1992年に優勝カップを持ち上げ、突き刺さった棘を抜くことができた。その後、フランク・ライハールトと共に、 2006年に再び、優勝杯がもたらされ、ジョセップ・グアルディオラの率いるチームが、2009年、2011年に、ルイス・エンリケが2015年にクラブにチャンピオンズリーグのトロフィーを監督として率いた初年度にもたらした。
とはいえ、常に最初は、スペシャルなものだ。そして、ウェンブリーと1992年5月20日は、FCバルセロナの長く誇りある歴史の中でも、もっとも大事な日なのだ。
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