レアル・マドリードを 6-2 で制したあの日から、11年
2009 年5月2日、バルサは、サンティアゴ・ベルナベウで歴史的な勝利を飾った
バルサとレアル・マドリードは、11 年前の2009年5月2日に顔合わせをしている。舞台は、サンティアゴ・ベルナベウ、ペップグアルディオラの率いるチームは、リーグ戦首位と勝ち点で優った状態で、宿敵を前に遠征を行なった。すでに国王杯の決勝進出を決めており、チャンピオンズリーグの決勝まで、あと90分を残した状態で、この歴史的なクラシコを迎えたのだった。
この試合は、バルサが当時、行なっていたサッカーの好例としてもあげられる。試合は、ペップ・グアルディオラの率いるチームにとって、幸先の良いスタートを切らなかった。ゴンサロ・イグアインが、早くに先制点を決めたからだ。だが、ティエリー・アンリが決めたクールな一撃、カルドネル・プジョルの痛恨のヘディングが決まった5分間で、バルサは、リードを手にした。その日から、バルサがレアル・マドリードのスタジアムで戦った11試合のうち、7試合を勝利に収めている。
6-2の勝利の試合には、ジェラルド・ピケがバルサの選手として、初ゴールを決めたシーンも含まれている。ベルナベウでのゴールリサイタルを飾る最後のゴールとなり、この歴史的な勝利の数日後、スタンフォードブリッジでチェルシーを前にしたチャンピオンズリーグの対戦において、バルサは、アンドレス・イニエスタの伝説的なゴールを決め、バルセロナの町は、バルサファンで溢れることになった。
バルサは、メスタージャでビルバオを前に国王杯を 4-1で制し、史上19回目の国王杯優勝を獲得していた。ローマのオリンピックスタジアムで、マンUを2-0で下し、チャンピオンズリーグ を手にしたバルサは、クラブ史上初の三冠を手にしたのだった。
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