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バルサ - アトレティコ・マドリード: すり抜けて行った決勝(2-3)

試合終了4分前にコレアの挙げたゴールにより準決勝の勝負が決まり、バルベルデのチームは試合の大半を優位に進めながらも敗れた

FCバルセロナはスペインスーパーカップのタイトル連覇を果たすことができなくなった。非常に動きのある準決勝で両チームに勝利の可能性のある試合の後、バルベルデ監督のチームはアトレティコ・マドリードに敗れ決勝進出を阻まれた。86分、コレアの得点が決め手となった。バルサは試合の大半で相手を上回っていたが、結果が伴わなかった(2−3)。アトレティコはバルサの主導権の中でしぶとく戦い、終盤の効率の良いプレーぶりで決勝進出を決めた。

スコアに反映されない優位性

スペースを見つけながらアトレティコにプレーさせない形により、バルサは前半を支配した。0-0で終わったのはオブラクの好プレーがあったから。アトレティコが攻め込むケースは少なく、バルサは相手を上回る、より決定的なシーンを迎えていた。一番決定的だったのはグリーズマンの好機。スアレスのパスを受けて相手GKと対峙した上でループシュートを放つと、飛び上がってボールの行く手を塞いだ(40分)。その前にはキング・アブドゥッラー・スポーツシティで多くの喝采を受けたメッシがあわやのシュートを放っていた。

バルサの反撃

ハーフタイムの後になってもバルサのゲームプランは変わらなかった。引き続き主導権を握り、コケに先制点を許したものの(46分)、バルサの優位は動かなかった。

そしてメッシが調子を上げることでその感触はさらに強いものになる。実際に同点ゴールを決めたのは彼だった。ゴール前でボールを受けると、相手DF2人を交わしてシュートを決めた(1−1、62分)。さらにメッシのゴールがVAR判定により取り消されたすぐ後にグリーズマンが勝ち越し点を決める。オブラクがスアレスのシュートを弾いたボールにいち早く反応してヘディングで押し込んだ。しかしバルサがこの日一番良い出来の時にアトレティコは反撃に転じた。

準決勝の勝負を分けたわずかの差

 アトレティコは決して勝負を諦めず、相手DFとネトに対しプレッシャーをかけ始める。バルサはしかしいくつかのチャンスを掴み勝負を決めることもできた。メッシのFKからビダルが折り返しピケが決めたが、チリ人選手がオフサイドだったとしてVAR判定により得点が認められなかった。

この時がアトレティコの待っている瞬間だった。こうして攻撃に転じ、まずPKからモラタが同点に追いついた(2-2)。その後シメオネ監督のチームがハンドによるPKを主張した後、コレアが決勝点を決めた(2-3、86分)。

バルサは最後まで同点に追いつくべく戦ったがスコアは動かず。敗戦と敗退によりバルサの大会連覇は叶わなかった。

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