Aマドリード – FC バルセロナ: キャプテン・メッシ現る (0-1)
首位争い、グリーズマンの古巣復帰と注目を集めていた一戦、リーガ15節、アトレティコ・デ・マドリードの対戦は、テア・シュテーゲンの活躍とメッシが決めた唯一のゴールのおかげで、バルサが勝ち点3を手にバルセロナに帰ることになった。
再び、レオ・メッシが決めた。FCバルセロナは、常にワンダ・メトロポリタノでのアトレティコとの試合には、勝つのに困難を強いられたが、この日も、寒く激しい雨が降る中、試合はスコアレスドローに終わる寸前だった。試合が終わる5分前に、バルサの10番が現れ、チームに勝ち点3をもたらし、再び、首位の座をキープすることになった。
この試合のもう一人のヒーローは、テア・シュテーゲンだった。このドイツ人キーパーの鉄壁をアトレティコの誰もが崩すことはできなかった。テア・シュテーゲンとレオ・メッシが、この試合のキーパーソンとなり、バルサとアトレティコとの勝ち点差は、6点に広がった。
英雄、テア・シュテーゲン
激しい雨が降る中、ワンダ・メトロポリタノで、行われたリーガ15節は、世界有数のキーパー二人がピッチに立った。オブラックとテア・シュテーゲンだ。とりわけ、前半のテア・シュテーゲンの活躍がバルサを救ったといっても、過言ではない。ホームでのアトレティコが試合のスタートと共に、強気で攻めてくる展開だった。中でも、アトレティコにとって、絶好の機会が2度あった。最初は、前半19分、エルモソがテア・シュテーゲンと1対1になるも、その神がかったセーブがチームを救った。更に前半39分に、モラタのスピーディかつポテンシャルのあるヘディングシュートを再び、奇跡的なスキルで防ぎ、前半を無失点で終えた。
メッシやルイス・スアレスがシュートを放った他、前半39分には、ピケがシュートをポストにあてるなどバルサも好機を得たものの、結果的には、両チームともゴールネットを揺らすことができないまま、ハーフタイムを迎えることになった。
そして、メッシ登場
後半も、前半と似たような両者互角の戦いが続いた。モラタのシュートが先制点となるかと思われたゴールラインの寸前で、セルジ・ロベルトがそのシュートをクリアした。後半28分に、バルベルデは最初の交代を行い、アルトゥールに変えて、ビダルを投入した。後半30分、左膝にファウルを受けたピケに変えて、ユムティティがピッチに立った。
そのまま、ドローに終わるかに思われた試合の局面を変えたのは、再び、バルサの10番だった。メッシは、右サイドから個人プレーで前線までボールを運び、スアレスとの壁パスで、再び、ボールを受けると、後半40分、オブラックの守るゴールマウスに、シュートを突き刺した。リーガにおいて、唯一、ゴールを決めたことのなかったワンダ・メトロポリタノで、試合に勝ち点3をもたらす勝利を決めたメッシは、両手を天に突き上げて、喜びを表現した。バルサは、チャンピオンズリーグで8強進出を決めただけでなく、リーガでも首位の座を再び、手に入れて、今週を終えることになった。
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