11年で8回のリーガ優勝
またもう1シーズン、リーガがアスルグラナ色に染まる。最近11年で8回目となり、10年以上に渡りリーグ戦の覇権を握り続けていることを証明した。それらすべてが歴史上最高の選手、レオ・メッシによってもたらされたのは間違いない。
今回キャプテンとして初めてタイトルを掲げることになったアルゼンチン人選手は自身10回目のリーガ制覇、個人としては国内リーグ歴代最多得点選手、また最多のタイトルを掲げた選手となっている。レオ・メッシのデビュー(2004–05季)以来、FCバルセロナは全15シーズンで10回同タイトルを獲得している。
カルレス・プジョル、シャビ、イニエスタ、そして今回メッシとここまでキャプテンを務めており、素晴らしいサッカーを展開しつつトロフィーを掲げて来た。またこの間にペップ・グアルディオラ、ティト・ビラノバ、ルイス・エンリケ、エルネスト・バルベルデが監督としてチームを引っ張っている
アスルグラナが席巻した29年
言い換えればバルサは21世紀に入ってからのリーガ・エスパニョーラの王様と言えるが、さらに遡ってヨハン・クライフによって率いられたドリームチームの4連覇(1991–94)から29年で16回リーガ優勝している。以降これだけの勝利を収めているチームはない。その他ではレアル・マドリードが最多ではあるもののロス・クレスの半分(8回)。さらにアトレティコ・マドリードとバレンシアが各2回、デポルティーボの1回となっている。
リーガ史の転換点
11年で8回の優勝だけでもスペクタクルな実績だが、過去を振り返ればその意味合いはさらに大きくなる。1960年から1990年の間、バルサは30年で3回の優勝しか果たしていない(1960、1974、1985年)。またバルサが初優勝した1929年から計算すると、62年で10回の制覇にとどまる。現在は29年で16回。歴史は明らかに変わった。