セビージャでのメッシ・ショウ(2-4)
レオ・メッシは止まらない。バルサのキャプテンは、再び、ショウを繰り広げ、数週間前に手にしていた違和感は遠く過去のものとし、お気に入りのスタジアム、サンチェス・ピチュアン(12ゴール)に戻ってきた。リーガ25節、最も困難なアウェーゲーム、セビージャ対バルサ戦は、メッシのハットトリックとアディショナルタイムにスアレスが決めたゴールにより、バルサが逆転勝利を手に入れた。これで、メッシは、セビージャを相手に37試合で36ゴールを決めた結果となる。また、このハットトリックは、メッシのキャリアにおいて、50回目のハットトリックになった。
メッシのスーパーボレー弾も、セビージャリード
今季、5回目の対戦となるセビージャとの試合は、予想通り、試合開始から激しい接戦となった。スタジアムをセビージャカラーに染めたホームチームのヘスス・ナバスが前半22分に先制点をマーク。メッシのパスミスが、相手チームのゴールにつながる厳しい展開となったが、この状況を打破したのは、当人のメッシだった。前半27分、左サイドからのラキティッチからのパスが地面に落ちる前に直接、左足で受けて振り切ったメッシが、そのボレー弾をヴァツリークのゴールマウスに突き刺して、同点弾をマーク。試合が振り出しに戻り、スアレスが二度、攻撃を試みるが、ゴールに及ばず、その状況で、前半42分、メルカドが、ディフェンスにスペースを見出し、テア・シュテーゲンのゴールマウスに追加点をマーク。セビージャに僅差リードを許して、バルサはハーフタイムを迎えることになった。
再び、メッシ・ショウ
後半の頭から、バルベルデは、ダブルチェンジを行なった。セメドとビダルの代わりに、セルジ・ロベルトとデンベレをピッチに投入し、右サイドを一新。残った45分で、スコアを変えるべく、後半に臨んだ。
その交代が功を奏し、後半22分、再び、メッシが決めた同点弾は、デンベレのアシストから生まれることになった。後半25分には、再び、このコンビからメッシがゴールを決める寸前だったが、わずかにゴール枠をとらえず、更に後半33分にも、メッシがゴール前から再び、シュートも、ヴァツリークがクリア。攻めの姿勢を崩さないバルサは、後半32分に最後の交代枠を使い、コウチーニョに変えて、カルラス・アレニャを投入した。
最後の15分で逆転
今季、リーガで16得点を決めている試合最後の15分、セビージャにとっては、失点が多いと言われているこの時間帯に、再び、現れたのは、バルサのキャプテン、レオ・メッシだった。後半40分、アレニャのシュートのこぼれ玉を受けたメッシが、ヴァツリークのゴールにこの日、3点目のゴールを突き刺した。
メッシにとっては、これが、バルサとともに決めた50回目のハットトリックとなった。しかし、試合は、まだ終わっていなかった。アディショナルタイムに、メッシのアシストを受けたルイス・スアレスが4点目をマーク。
セビージャの先制点から始まった試合は、バルサの逆転勝利に終わり、エルネスト・バルベルデの率いるチームは、今季、最も困難なアウェーゲーム、サンチェス・ピチュアンでの試合を制し、勝ち点3を手に、次のクラシコに向けて弾みをつけた。
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