セビージャ-バルサ戦プレビュー
何度も繰り返される戦いも、また、見応えがあるものだ。今季、5回目となるセビージャ対FCバルセロナの試合を見逃せない理由は、これまた数多くある。ラモン・サンチェス・ピチュアンは、常にハイボルテージでゴールを量産するゲームを提供するスタジアムだ。両者は、リーガ25節に、それぞれ、欧州大会を終えて、戻ってくる。セビージャとバルサは、強者ならではのハードスケジュールのマラソンを駆け抜けつつ、お互い、対戦することになる。
ゴールを伴うゲーム
リーガでは、2002/03年から、この両者がラモン・サンチェスーピチュアンでプレーした時に、スコアレスドローに終わったことはない。更に、その試合がバルサがゴールをネルビオンのゴールに決められなかった最後の試合でもある。セビージャーバルサ戦で注目すべきは、最後の15分だ。なぜなら、この時間帯にバルサがゴールを決めることが圧倒的に多く、リーガでは、実にこの時間帯に16ゴールをマークしている。一方、セビージャはこの時間帯の失点が多い傾向があり、全体の42%をこの時間に決められているというデータがあるからだ。
セビージャでのゴールを語るなら、レオ・メッシの名前は外せない。セビージャは、アルゼンチン人クラックの好みの対戦相手だ。バルサのキャプテンは、リーガにおいてセビージャに25ゴールを突き刺しており、この大会で最多ゴールを決めているチームなのだ。ちなみに、サンチェスーピチュアンでのゴール数は、9だ。
様々な前歴も、バルサ優勢
FC バルセロナは、リーガでのゲームは、セビージャのスタジアムで2015/16 (2-1)年以来、負けていない。また、最近、17 年間、セビージャが再び、1部に昇格した2001/02年以来、バルセロナのチームが、勝ち点を取得できなかったのは、2005/06年 (3-2)、 2006/07年 (2-1)の2回のみだ。
最も最近、サンチェス・ピチュアンで行われた試合の結果を振り返れば、バルサにとって9勝5分3敗という結果になる。とはいえ、セビージャーバルサ戦は、毎回、新たな展開が広がる。最近の17回の対戦で、14回、異なる結果に終わっている。また、今季あった4回の試合を振り返っただけでも、スーパー杯決勝の1-2、4-2、リーガ9節の2-0、 国王杯での 6-1など、様々な結果に終わっている。
対戦相手データ
監督: パブロ・マチン リーガでは、FCバルセロナに勝利をあげたことはない
最多得点王: ベン・イェデルがリーガでは11得点をあげてトップだが、7試合対戦している中で、バルサへのゴールは1得点、今年の国王杯でのゴールのみだ。
リーガ順位: セビージャは、現在リーガ4位だ。だが、最近のリーグ戦8試合では、1勝しかあげていない(1勝3分4敗)。一方のバルサは、ここまで12試合連続無敗で、その内訳は、9勝3分だ。一方、ヨーロッパでは、バルサはリヨンで引き分け、セビージャは、ヨーロッパリーグにおいて、ラッツオを前に2-0で勝利をあげている。
バルベルデ招集リスト
バルサの監督による遠征メンバー は、下記の通り。テア・シュテーゲン、セメド、ピケ、ラキティッチ、セルヒオ、コウチーニョ、スアレス、メッシ、デンベレ、マウコム、ラングレ、ムリージョ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、アレニャ、ビダル、ユムティティ、イニャキ・ペニャ (30)。監督判断により、招集外となったのは、トディボ、サンペル、プリンス、負傷欠場は、アルトゥール、ラフィーニャ、シレッセン、フェルマーレン
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