帰ってきた勝利 (1-0)
FCバルセロナは、バジャドリードを前に貴重な勝利を手にすることになった。リーガでも2試合続けてドローが続いていたバルサだが、この日、カンプノウで再び、勝ち点3を手にし、首位の座を強固なものにした。
精彩を欠くも、PK弾でリード
ジェラルド・ピケがバルサと共にリーガで300試合目を迎えたこの試合で、ピケは、今季、バルベルデが起用し続けた通り、この日もスタメンとして、ピッチに立った。
この試合の後、アウェーでの試合が4試合続くスケジュールを抱えているバルサは、最近、3試合連続でドローが続いているため、その流れを断ち切るべく、ホームでの試合に臨んだ。
バルサにとって、精彩を放つ前半とは言い難い試合展開だったが、その流れを変えたのは、300試合目を迎えたピケ本人だった。前半42分に、ゴールエリアでファウルを受け、チームに有利なPKの笛が吹かれた。そのボールを、マシップの守るゴールに、メッシが沈め、1-0とわずかにスコアを有利に傾け、バルベルデの率いるチームは、ハーフタイムを迎えることになった。
メッシのこのゴールは、リーガにおける22得点目となり、22試合に参戦しているバルサのキャプテンは、試合ごとに1ゴールを決めている形となった。
主役は、マシップ
後半が始まり、すぐにメッシがシュートを放ったものの、マシップがスーパーセーブで止めてみせた。後半7分には、デンベレのパスを受けたメッシが再び、シュートを放ったが、わずかに枠を捉えることができなかった。
後半15分、バルベルデは、プリンスに代えて、ルイス・スアレスを投入するも、状況は変わらなかった。後半25分には、デンベレに変わり、コウチーニョが、30分には、カルラス・アレニャに代わり、イバン・ラキティッチがピッチに入った。後半37分、コウチーニョがエリア内でファウルを受け、再び、バルサに、PKチャンスが訪れたが、メッシの放ったシュートを、元バルサのマシア育ちのマシップがクリア。そのクリアボールを、再び、メッシがシュートも、マシップがきっちりとセーブし、バルサはPKチャンスを生かすことができず、点差を広げられなかった。アディショナルタイムが4分間追加され、試合が終了する寸前に、再び、バルサにチャンスが訪れた。メッシがドリブルで前線までボールを持っていき、スアレスがシュートを放つも、再び、マシップが立ちはだかった。スアレスは、マシップのセーブの前に、追加点を決められず、試合のスコアは1-0のまま、終わった。
偉大なマシップを前にPK以外のゴールを決めることはできなかったが、再び、勝利を手にするという目的をカンプノウで果たした。